絶滅危惧種の数は世界中で約3万種
地球上に生息する生物は、
約800万種と推定されています。
そのうち、
絶滅危惧種の数は世界中で約3万種にものぼります。
絶滅危惧種とは、
近い将来に絶滅する危険性が高い生物のことです。
絶滅の原因は、
生息地の破壊や開発、乱獲、環境汚染などさまざまです。
生息地の破壊や開発は、
森林伐採や農地開発などによって、
生きものたちの住む場所が失われることです。
乱獲は、食用や薬用などの目的で、
生きものたちが過剰に捕獲されることです。
環境汚染は、
工場や自動車からの排気ガスや、
農薬などの化学物質によって、
生きものたちが生存できなくなることです。
日本での絶滅危惧種の取り組み
日本でも、
多くの絶滅危惧種が存在しています。
約1700種にものぼります。
日本での絶滅危惧種の取り組みとしては、
次のようなものがあります。
● 生息地の保護
● 増殖や放流
● 啓発活動
生息地の保護では、
国立公園や都道府県立自然公園などの
保護区域を指定することで、
生きものたちの住む場所を守っています。
また、
乱獲や環境汚染の防止にも取り組んでいます。
増殖や放流では、
人工繁殖や飼育下での繁殖によって、
絶滅危惧種の個体数を増やし、
野生に放流する取り組みが行われています。
啓発活動では、
テレビやインターネットなどのメディアを通じて、
絶滅危惧種の存在や保護の必要性について、
広く周知する取り組みが行われています。
ダーウィンが来た！で紹介された、絶滅危惧種の取り組み
絶滅危惧種の取り組みがたびたび紹介されています。
2023年5月5日に放送された
「15周年SP その手があった！絶滅レスキュー大作戦」では、
日本の絶滅危惧種である
ツシマヤマネコは、
日本固有種のネコ科の動物です。
1970年代には
約100頭しか生息していませんでした。
保護活動をしても、現在でもまだ約100頭です。
ツシマヤマネコの保護活動では、
生息地の保全や、人工繁殖による
個体数の増加が取り組まれています。
生息地の保全では、
ツシマヤマネコの餌となる
ヤマネやノウサギなどの生息環境を整えることで、
ツシマヤマネコが生きられる環境を守っています。
人工繁殖では、
捕獲したツシマヤマネコを繁殖させて、
野生に放流する取り組みが行われています。
ライチョウは、
日本固有種の鳥類です。
1970年代には
約1700羽しか生息していませんでしたが、
保護活動により、現在は約2500羽まで個体数を回復しています。
ライチョウの保護活動では、
生息地の保全や、餌の確保が取り組まれています。
生息地の保全では、
ライチョウが好む高山の草原を保護することで、
ライチョウが生きられる環境を守っています。
餌の確保では、
ライチョウの餌となる草や木の実を植林することで、
ライチョウが食べ物を得られるようにしています。
絶滅危惧種の保護は、私たちにできること
絶滅危惧種の保護は、
私たち一人ひとりの行動が大切です。
私たちにできることとしては、
次のようなものがあります。
● 環境保護への意識を高める
● 環境に配慮した行動を心がける
● 絶滅危惧種の保護活動を応援する
環境保護への意識を高める
絶滅危惧種の保護のためには、
まず環境保護への意識を高めることが大切です。
環境保護への意識を高めるためには、
次のようなものがあります。
● 環境問題について学ぶ
● 環境に配慮した生活を心がける
● 環境問題を周囲に伝える
環境問題について学ぶことで、
絶滅危惧種の絶滅の原因や、
環境保護の重要性について理解することができます。
また、
環境に配慮した生活を心がけることで、
私たちの行動が環境に与える影響を減らすことができます。
そして、
環境問題を周囲に伝えることで、
より多くの人が環境保護について考えるようになるでしょう。
環境に配慮した行動を心がける
環境に配慮した行動を心がけることは、
絶滅危惧種の保護につながります。
具体的には、
次のようなものがあります。
● ゴミの分別やリサイクルを徹底する
● 節電や省エネを心がける
● プラスチック製品の使用を減らす
● 野生動物への餌やりを控える
ゴミの分別やリサイクルを徹底することで、
環境汚染を防ぐことができます。
また、節電や省エネを心がけることで、
地球温暖化を防止することができます。
プラスチック製品の使用を減らすことで、
海洋汚染を防ぐことができます。
そして、
野生動物への餌やりを控えることで、
野生動物の生態系を守ることができます。
絶滅危惧種の保護活動を応援する
絶滅危惧種の保護活動を応援することも、
私たちにできることです。
具体的には、
次のようなものがあります。
● 寄付や募金をする
● ボランティアに参加する
● 保護活動の情報をSNSなどで拡散する
寄付や募金することで、
保護活動に必要な資金を支援することができます。
ボランティアに参加することで、
保護活動に直接貢献することができます。
そして、
保護活動の情報をSNSなどで拡散することで、
より多くの人に保護活動について知ってもらうことができます。
まとめ
絶滅危惧種の保護は、
私たち一人ひとりの行動が大切です。
環境保護への意識を高め、
環境に配慮した行動を心がけ、
絶滅危惧種の保護活動を応援することで、
私たちは絶滅危惧種の未来を守ることができます。
