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【感想】『君が心をくれたから』第10話、太陽の花火を見られなかった雨の悲劇に涙が止まらない

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ドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系)の

第10話が3月11日に放送されました。

 

視覚を失う前に太陽(山田裕貴)の

花火を見たいと願う雨(永野芽郁)と、

 

花火を見せて笑顔にしたいと思う太陽の約束が、

残酷な運命に翻弄される展開に、

視聴者からは悲しみと怒りの声が上がっています。

 

『君が心をくれたから』は、

五感を失っていく少女・雨と、

花火師の太陽の純愛物語です。

 

第10話では、

10年後の約束を果たすために、

 

桜まつりの花火大会で

太陽の花火を打ち上げることになります。

 

しかし、

雨の視覚は消失する瞬間が迫っており、

太陽の花火を見ることができるのか、

心配と期待が高まります。

 

【簡単なあらすじ】

太陽は、

桜まつりの花火大会で

打ち上げる花火の審査に合格したことを雨に報告します。

 

どんな花火にしたのかは

当日までのお楽しみと言われた雨は、

楽しみにその日を待ちます。

 

雨は、司(白洲迅)に頼み、

母・霞美(真飛聖)が入院している病院まで

車を出してもらいます。

 

視覚を失う前に

母の笑顔が見たいという雨に、

 

霞美は

「お母さんの子どもに生まれてきてくれてありがとう」

と涙に濡れた笑顔を見せます。

 

花火大会の会場では、

太陽たち朝野煙火工業の一同が

打上げの準備を進める中、

 

その様子を見つめていた千秋(松本若菜)が、

「太陽の作った花火を見られたらもう思い残すことはない」

と日下(斎藤工)に語ります。

 

しかし雲行きが怪しくなり、

強風で煽られた資材の下敷きになった太陽は

気を失い病院へ搬送されます。

 

次第に雨足も強まる中、

司の車で会場へと急ぐ雨は渋滞に巻き込まれていました。

 

病院で目覚めた太陽は、

雨に花火を見せるためなら

命でも何でも差し出すと日下に直訴します。

 

「我々に“奇跡”は起こせない」と日下。

 

すると千秋は、

自分が太陽に母親だという正体を明かしたら、

天との約束を破ったことになり

月が出て晴れるはずだと言い出します。

 

母子として思いを伝え合う千秋と太陽。

 

背中を押されて

会場へと急ぐ太陽は、

雨にも「この約束だけは絶対に諦めない」と伝えます。

 

雨は走って会場へ行くと決意。

 

司から連絡を受けた春陽(出口夏希)に

助けられながら何とか会場へとたどり着き、

太陽と落ち合います。

 

視覚喪失までのタイムリミットが迫る中、

花火が上がるのを今か今かと待つ2人。

 

「俺の人生で1番大切だった10秒間」が

太陽と雨が出会った日で、

その時に相合傘をした赤い傘をイメージしたと太陽。

 

人とぶつかり雨が体勢を崩した瞬間、

太陽の花火が上がります。

 

しかし同時に雨の視覚は失われ、

太陽の花火を見ることは叶わず。

 

最高の笑顔で花火を

「きれい」だと言う雨の目線が

逸れていることで真実に気づいた太陽は、

 

泣きじゃくりながらも

「約束をかなえられてよかった」

と雨のうそを受け止めるのでした。

 

【今回の見どころ】

今回の見どころは、

やはり太陽の花火と雨の視覚喪失のシーンです。

 

太陽の花火は、

赤い傘をモチーフにした美しい花火でしたが、

雨には見えないという

悲しいアイロニーが込められていました。

 

雨の視覚喪失は、

視界が白くなっていく演出で表現され、

視聴者にも雨の感覚を共感させました。

 

雨の「きれい」という言葉に、

太陽が気づいた瞬間の表情は、

言葉にできないほど切なく、

胸が締め付けられるようでした。

 

太陽と雨の愛の深さと、

運命の残酷さが同時に感じられる感動的なシーンでした。

 

【感想】

私の感想としては、

このドラマは非常に泣かせるドラマだと思いました。

 

太陽と雨の純愛は、

五感を失っていく雨の病気という障害にも負けず、

互いに支え合っていました。

 

しかし、

最後の約束を果たすために、

太陽は母親との別れ、

 

雨は視覚の喪失という

犠牲を払わなければなりませんでした。

 

それでも、

太陽は雨の嘘を受け入れて、

雨は太陽の花火を褒めて、

 

2人は最後まで愛し合っていました。

 

それは、とても美しく、

とても悲しく、とても尊いことだと思いました。

 

このドラマは、

愛とは何か、幸せとは何か、生きるとは何か、

という問いに向き合わせてくれるドラマだと思いました。

 

最終回は、どうなるのでしょうか。

とても楽しみです。

 

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