『極限夫婦』は、
関西テレビが新たに展開するドラマ枠
『EDGE』の第一弾作品で、
モラハラ、浮気、男尊女卑など、
奥様の尊厳を踏みにじる最低なご主人たちに
奥様たちがスカッと成敗するオムニバス形式の復讐ドラマです。
第一章では、
元上司のご主人・高弘さん(竹財輝之助さん)に
支配される日々を送っていた桃子さん(松村沙友理さん)が、
ご主人の浮気を知り、離婚を決意します。
しかし、
それは桃子さんの復讐劇の第一歩に過ぎませんでした。
第三話では、
桃子さんが仲人の専務さん(髙田延彦さん)宅に
挨拶に行くという名目で、
ご主人の高弘さんに衝撃の事実を暴露します。
さらに、桃子さんは旧姓の「山吹」に戻り、
ご主人の会社に復帰します。
高弘さんは、
桃子さんの“ある秘密”とは何なのか、
そして桃子さんの目的は何なのか、次第に不安になっていきます。
感想
このドラマは、
奥様たちがご主人に対して
復讐するという設定が斬新で面白いです。
復讐の方法も様々で、
視聴者の期待を裏切らない展開になっています。
第一章の桃子さんの復讐劇は、
特に見どころが多いです。
桃子さんは、ご主人の高弘さんに対して、
経済的、社会的にダメージを与える計画を練っています。
桃子さんの“ある秘密”とは、
実は高学歴で優秀なキャリアウーマンであるということでした。
桃子さんは、
結婚を機に専業主婦になりましたが、
それは高弘さんの本性を見抜くための演技だったのです。
桃子さんは、
高弘さんの浮気を知った後、
自分の能力を発揮してご主人の会社に復帰し、
出世コースに乗ります。
高弘さんは、桃子さんの変貌に驚き、
自分の立場が危うくなることに気づきます。
桃子さんの復讐劇は、
ご主人の高弘さんに対する正当な報復であり、
視聴者は桃子さんに共感しやすいです。
桃子さんは、
ご主人に対して冷静で計算高く、
かつ大胆に行動します。
桃子さんの演技力や知性も魅力的です。
桃子さんは、
ご主人に対して復讐するだけでなく、
自分の人生を切り開く女性としても尊敬できます。
一方、ご主人の高弘さんは、
桃子さんに対してモラハラや浮気をするだけでなく、
専業主婦を見下す男尊女卑の態度も見せます。
高弘さんは、
自分の地位や権力に固執し、
他人の感情や価値観を無視します。
高弘さんは、
桃子さんの復讐に気づかず、
自分の非を認めません。
高弘さんは、
桃子さんに対して反省や謝罪の気持ちを示しません。
視聴者に嫌悪感や怒りを抱かせる
最低なご主人として描かれます。
このドラマは、
夫婦の極限状態とご主人への断罪を描くことで、
結婚や家庭に関する問題を提起します。
結婚は、
愛や信頼の絆で結ばれるべきですが、
現実には、
夫婦間に不満や不信感が生じることもあります。
夫婦の関係は、
平等で尊重し合うことが大切ですが、
現実には、夫婦の役割や立場によって
偏見や差別が生じることもあります。
このドラマは、
夫婦の関係における問題点を浮き彫りにし、
視聴者に考えさせます。